複数の無線LANルーターでローミング?
1台でカバーできるのは半径20~30m
無線LAN電波を発信する「無線LANルーター」は、国内基準値を超える電波を発信出来ませんのでおおよそ半径20~30m程度の範囲でしかつながりません。
お店が長細い!個室で仕切られている!地下なのでコンクリート壁が随所にある!等々様々な理由でつながりにくくなります。
そんな時は、複数の無線LANルーターを設置すればいいのですが、これも色々な問題があります。1台1台別の名前(SSID)をつけてしまうと遠くにある無線LANルーターから近くにある無線LANルーターに自動切り替えする機能がうまく働きません。(要閾値変更)
「中継器」を設置し、1つのSSIDのアンテナを2つにするという手もありますが、オススメは「ローミング」です。
たとえば、AirMacExtreemとAirMacExpressを写真のようにLANケーブルで接続し、同じSSID名で同じ設定にします。
PCから設定したいSSIDをシステム環境設定.appの [ネットワーク] > [Wi-Fi] > [詳細] > [使ったことのあるネットワーク]の優先順位を上げます。
これで2つの無線LANルーターを同じSSIDでスムーズにローミングすることができます。
※店舗で無線LANルーターを設置する場合、バッファロー製品など市販品を使うケースが多いと思いますが、業務用のタブレットPOSは業務用の無線LANルーターにつなげた方が安全です。
少し高くなりますが、フルノシステムズ・アライドテレシス・Aruba・ラッカスなどが業務用無線LANルーターを発売しています。電源をLANケーブルからとる「PoE給電対応」しているのもいいですね。
※2018年4月26日「Google Wi-Fi」が発売されました。アスキーの記事です。
少し高い金額ですが、とっても気になりますね!